わしぽん

調べたこと・感じたことをシンプルに書いていきます。

これまでの人生で学んだ8つのこと

自分の経験から得た学びは何よりも価値があると思う。

特に人生全体に関することについては、おそらくこれからも続いていくこと。まだ、平均寿命の半分も生きてはいないけれど、今までの人生で学んだことをいちど書き出してみる。

1.他人を変えることはできない。

どれだけ相手を変えようと努力をしても他人を変えることはできない。変わってほしいと願い、変わるためのアドバイスをするところまでが他人にできること。

私には「この人もっと変わってほしいな」と思うような人が定期的に現れる。その度に他人を変えようと自分の価値観を押しつけて、その人が変わらないことにモヤモヤして“他人は変えられないんだった”と、この考えに戻ってくるということを繰り返している。

 『嫌われる勇気』で、

馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない

 ということわざが紹介されている。

 

まさにその通りで、援助はできても、その先の行動を起こすかどうか、変わるかどうかは本人にしかできないことなのだ。

 

2.人は変わる。(変わらないままで居続けるということはない。)

知り合って何年か経ち、相手の考えと自分の考えが合わなくなっていくことを感じたり、誰かの影響により全くの別人になってしまうこともある。

変わろうとしない人はいても、全く変わらない人は今のところ見たことがない。なので、とりあえずは“人は変わる”と言う考え。

 特に恋愛関係が1番わかりやすいかもしれない。結婚していても離婚することもあるのだから、「ずっと好きでいてくれるって言ったのに、なんで別れるなんていうの?」みたいな色恋沙汰は起こって当たり前。

友人関係も、年を取るに連れて、ライフステージが変わり考え方も出会った頃は変わっていく部分もあるだろう。(子供の頃のまま、ずっと同じ思考だったらそれはそれで問題だろう。)

3.変わらないまま居続けるにも、一定量の努力がないとムリ。

“変わらない”ということは何もしないということではない。何もしないということは退化を意味する。変わらないままいるためにも努力が必要。特に体型と得意な領域の仕事については、努力を怠ると知らず知らずのうちに取り返しがつかないレベルまで衰えてしまう。

 年を取れば、体力や筋肉量が減っていくわけで、若い頃は何もしなくて大丈夫だったとしても、若い頃と同じような生活をしていきたいと思ったらそれなりの努力をする必要がある。

芸能人を見ていると特にそう思う。デビュー当時から知っているような人達が最近20周年、30周年を迎える姿を見て、はたから見ていると何も変わっていないように見えるけれど、デビュー当時の映像や活動と今を比較したら、残っている人達は明らかに努力の影が見える。変わらず最前線で活躍するためには、時代の流れに負けない努力が必要だ。

4.過去の自分を作っているのも今の自分。

生き方を改善・改良し、過去の自分よりも良い自分になれていたとしても「昔はこんな人間だったから」と過去の自分の評価を下げたままだと、それを言い訳にしてしまったり変えられない過去に苦しむことになる。過去の自分を振り返って苦しくなるようなら、イヤな過去の自分がたとえ事実だったとしても、違う視点から書き換えて、過去の自分を責めるのをやめていいと思う。

 

 『嫌われる勇気』では

トラウマは、存在しない

とはっきり言い切っている。たしかに過去にあった出来事を理由に「○○が怖い」「○○ができない」と決めつけているのは自分なのだ。

 

5.人生の課題はひとそれぞれ

ひとそれぞれ人生の課題があるから、生きる目的や生き方は人によって異なる。だから色々な価値観も生まれる。価値観の違いは時に衝突を生む。理解に苦しむような人も出てくる。

でも、それが当たり前。同じ価値観を持っている人と出会えることのほうがレア。自分の価値観を押し付けるようなことをせずに生きていけたら、もっと生きやすくなるだろう。

他人が自分と違って当たり前と心から思えたら、衝突することよりも容認するという選択をできるだろう。 

6.自分の身体や環境は、自分の課題

生まれつきの病気や恵まれない環境は、望んでそうなったものではないだろう。けれど、それは嘆くものではなく、そこから学び良い人生に繋げるためのものだ。私は原因不明の病を抱えているけれど、この病気から学ぶことは多い。そりゃ、病気じゃなかったらもっとラクだったのに・・・とは思う。


病気でもできることは世の中にたくさんある。ツライからこそ、能力を発揮することもある。他人の痛みがわかったり、効率を上げて負担を減らそうと考えてみたり、人一倍健康に気を使ったり。逆境が直接良いことに繋がることはないだろうけど、自分を高めるためのツールにはなると思う。

『 できないことがあるからこそ、できることに集中する。工夫が生まれる。』

そういう気持ちで自分の環境や境遇を受け入れていけたら、人生が前に進むと思う。

7.どんな自分でも愛してくれる人が必ず現れる

どんな状況の自分でも支えになってくれる人が現れる。絶好調の時だけでなく絶望の時にも。これは恋愛の話ではない。家族や友人、偶然その時に出会った知人という場合もある。“愛してくれる”という表現だとやや気持ち悪い感じにもなってしまうけれど、自分は存在していいんだということを教えてくれる人がどんな時でも存在してるということ。

自分は存在していいんだと教えてくれるのは他人だけじゃない。自分自身でも感じることができる。美味しいものを食べたとか、散歩が気持ちいいとか、ささいなことでも心が動くような出来事は、自分で自分の存在を認められる瞬間だと思う。 

8.だいたいのことは自分のせい、周りのおかげ

何か悪いことが起きた時に、そこにいることを選択したのは自分だから周りのせいではないと思う。周りのせいにしたい時もあるけれど、ありとあらゆる周りへの不平不満を言い切った後に残るのは「自分がその場にいないという選択をしていればそうならなかった」ということ。


逆に良いことが起きるのは、周りのおかげ。自分のせいで悪いことが起きるっていう考えと真逆になるけれど、良いことを運んでくるのは大体が人。その人が良いことを持ってこようとしてくれないと、自分に良いことが起こることはない。
そう考えると、自分自身で良いことを起こすことはできないけれど、他人に良いことを発生させることは可能なのかもしれない。

 

まとめてみると、この人生で学んだことの多くが人間関係に関することだった。これからの人生で私が学ぶこともまた、人間関係から生まれてくるのかもしれない。

逆にこれまでの人生で人間関係からは学びきったので、新しいジャンルの学びが加わってくるかもしれない。どちらにしても、現時点で「この人生で学んだことはコレだ!」と挙げた項目がガラッと変わることはないだろう。

これまで生きてきて学んだことでも、つい忘れて同じ失敗をしたり、無理に押しきろうとしてしまうクセがあるので、自分が学んだことを信じて、この先の人生で新しい学びを見つけていきたいと思う。