悩みを解決するには先に「どうしたいのか?」を考える。
悩んでいる状態はいちばんムダだと思っている。
でも日々小さなことから人生に関する大きなことまで「あぁ・・・どうしよう」と考えてしまうことはよくあることだ。
考えていないから悩む
悩みを抱えている時、抱えている本人はいたって真剣に悩んでいるのだけど、少し冷静になってみると考えていないことがひとつあるのだ。
それは、
「自分はどうしたいのか?どういう結果を得たいのか?」
という悩み解決後に求めるイメージを考えられていないのだ。
決めたくないから悩む
どうしたいのかが決まっていれば、そうなるように行動すればいいだけで悩みを抱えるような事態は発生しない。
どうしたいのか決まっていないから悩むのだ。
どこかで読んだことがあるのだが、「悩んでいる間は決めなくていいという状態になる。決めたくないから悩むのだ」と書いてあった。
まさにそう。
「こうしたいけど努力はしたくない」
「自分で決めて責任を取りたくない」
「今は決めたくない」
こういった気持ちが根底にあると悩みとなり解決せず、悩みを抱えることになる。何も決めていないから。
このことに気づいてから、私が悩みを抱えることは本当に少なくなった。
選択できる自分になる
人生は“選択”の連続だという。
“選択”はどんな人にも与えられていて、どんな選択も自由だ。
普段から自分の考えや好き嫌いを理解できている人は、“選択”はとても簡単なことだ。
けれど、自分の声に耳を傾けずに生きてきてしまっていると、自分がどうしたいのかがわからないという現象が起きる。
よく「自分の好きなように生きることは可能。思った通りに生きよう」といった自己啓発もあるけれど、あれは自分の声を理解できているからこそできること。
何かを選択するためには、本来の自分がどういう考えや好き嫌いがあるのかをまず理解しないとできない。悩みとは、悩みの内容どうこうよりも、本来の自分の考えを理解できていないから発生するのかもしれない。
選択に必要な「本来の自分の声」を知る
本来の自分の声をきちんと聴くためにはトレーニングが必要だと思う。
私は自分の思う通りにここまで生きてきたタイプの人間ではない。
世間体や良い子であろうとする気持ち、常識と呼ばれる考え方を軸に物事を考えてきてしまった。
だから、まだまだ悩む時もある。でも悩みがあるからこそ本来の自分を知ることもできるのだ。悩みが発生すると「自分はどうしたいのか?」と自問し考える必要があるからだ。
“本当はこうしたいけど○○が怖いからできない”という自分が恐れているものに気づけたり、
“こうしたいけど面倒だから動きたくない”という実は悩みを解決したくない自分を見つけたりもする。
そういう自分を認めることで、自分に合った選択ができるようになり自分の人生を歩めるのだと思う。
そうなったらもう悩みなんて抱えることはなくなる。