自分らしく生きるためには『自分を見失わないこと』
「できるかぎり自分の気持ちに素直に生きましょう」
「なりたい自分をイメージすれば、自然とそういう自分になれます」
といった自己啓発やスピリチュアルな話は世の中に溢れている。
でも、“自分らしさ”とか“本当の自分”なんて、考えるほどどれが本来の自分なのかわからなくなってくる。
そこで、ふと思いついたのは
自分を見失わないことが自分らしく生きることに繋がるのでは?
という考えだ。
自分を見失うのはどんな時?
人生を振り返って私が自分を見失っていた時どんなことが起きていたか挙げてみる。
自分を見失う時①ストレスが溜まっている時
ここでいうストレスは、「ストレスが溜まっている」と自覚し、心にもやもやが溜まっているような状態を指している。
ストレスは、自分の思いとは異なる言動を行っているから発生するものだ。どんなに忙しくても、それが自分のやりたいことや目標を叶えるための行動ならば、ストレスと感じずにいられるはず。
だから「ストレスたまってるな」と感じることは、自分らしさを失いつつある黄色信号のようなものだと思う。
自分を見失う時②暴飲暴食
必要以上の飲食は正常な状態とはいえない。
『美味しい食事や酒を楽しんで食べ過ぎちゃった』というようなものではなく、胃袋に何かを沢山詰め込みたい衝動にかられて暴飲暴食してしまうと、食後の罪悪感や体重増加による身体の重さで本来の自分を見失うと思う。
自分を見失う時③多忙
ありがちなのは休みのない仕事。仕事は基本的に誰かのために自分の力を貸す行為だ。そのため仕事中は周りの人やクライアント、自分以外の事象について考える時間になる。
うまく切り替えられる人は多忙でもうまくやっていけるだろう。けれど、必死になって仕事をしてしまうような人は自分のことを考えない生活がずっと続いてしまう。
そんな生活を続けてしまったら自分を見失ってしまってもおかしくない。
自分を見失う時④家庭環境
自分の価値観や概念は親から大きく影響を受けるだろう。親から言われた自分の評価を真に受けて本当は才能があるのに諦めてしまったり、親に心配や迷惑をかけたくないと我慢をして良い子になってしまい、本来の自分に蓋をしてしまうことがある。
自分を見失わないところに身を置く
私の場合は、自分を見失う時を分類すると、仕事・環境の2つがメインだ。
仕事にのめり込みやすいタイプで自分を見失ってしまうから、そうならないよう仕事との付き合い方を調整するようにしている。
ワーカホリックと言えるような状態の時は、仕事以外が本当にひどかったし興味が持てなかったが、バランスを取るようにしたら心身ともに穏やかになった。
環境についてもそう。自分らしくいられる環境というよりは、自分らしくいられない環境を捨てていくことが大事だ。
人によっては、恋愛だったりお金だったりもありえるだろう。
自分が「自分を見失う時はどんな時だろう?」と考えて、そこから離れることで自分らしく生きるための第一歩になると思う。