フリーランスになってよかったこと〜メンタル編〜
会社員を辞めて拘束時間がなくなり、本当におだやかな毎日を過ごしている。
時間にゆとりができると、心にゆとりができる。
今まで残業が多い働き方をしていた。休みがない月もあったり、徹夜することもあった。
当時は、自分は仕事が好きなんだと思っていたから、そんな生活でも満足しているつもりだった。
時間ができて振り返り、ほとんど仕事しかしていない自分を人として認めるためには、「仕事が好きだから選んだ道なんだ。」と自分に言い聞かせる必要があったんだと思う。
今でも仕事は好きだ。けれど、人生すべてを仕事にかけるようなことは、もうしたくない。
仕事を優先させ、友人との約束を何度もドタキャンした。
心や身体が壊れたこともあった。
それでも、会社員として仕事にしがみついていた。周りからブラック企業と言われるような会社でも働いていたけれど、当時は「そんなこというヤツ、甘すぎるんだよ」という感覚だったと思う。
ただのコマだったのに、誇り・忠誠心・責任感で必死に働いていた。
今こうして生きているし、あの頃の経験はムダになっていない。
けれど、あの頃、もし命を落としていたらきっと後悔していただろう。死んでからやっと「仕事しかしなかった人生だった」と気づいて。
やっと覚悟を決めて、自分の生きたいように生きるようになってからは、気持ちが穏やかで大事なものにも気づけるようになった。
私にとって大事なのは
・自分と関わった人と良好な関係を築くこと
・ゆっくりひとりで考える時間
これだけ。
自分の周りにいる人をとにかく大切にすること。これだけで仕事も含めて、自分の人生が良いものに変わるんだなと実感している。
周りの人を大切にするには、心にゆとりが無いとできない。私は時間にゆとりを作り、心にゆとりができた。
会社員を辞めた方がいいと他人に勧めることはない。けれど、会社員で居続けなければいけないということは絶対にない。
ボロボロになってた昔の自分にアドバイスするなら、こんなことを言うだろう。