わしぽん

調べたこと・感じたことをシンプルに書いていきます。

SNS疲れ・・・なぜFacebookはストレスになるのか?

なぜFacebookはストレスになるのか?

 

Facebookをやめると幸福度が上がるという研究結果も出て、けっこう話題になっていた。

人々はFacebookをやめると幸せになる――デンマーク研究 - ITmedia ニュース

 

私もFacebookについての記事を書いている。

iwashipon.hatenablog.com

 

実際やめるとすっきりするのだけれど、なぜFacebookがストレスになるのか考えたことがなかったので、ストレスになりうる要因を考察してみたい。

 

1.自分の投稿に反応がない。

たまに「SNSだけど自分の備忘録として更新している」という人もいるけれど、公開範囲を“自分のみ”に設定していない以外は、やっぱり人に見てもらいたいから投稿しているのだと思う。

人に見られたいということは、その投稿に対してのリアクションが何かしら欲しいということだ。そういう気持ちがある中で投稿した内容に対して、だれも反応してくれていなかったら、そりゃストレスになるだろうと思う。

どこで見た情報か忘れてしまったけれど、友達のフィードに自分の投稿が表示されるのは、友達の数の10%らしい。1000人だったら100人、500人だったら50人・・・という形になるので、いいね!やコメントが無い以前に見られていないという場合もあるのかもしれないけど。

 

2.自分の持っていないものを、友達が持っているアピールをしてくる。

自分だけでなく、友達もまた「人に見られたい」「リアクションが何かしら欲しい」という気持ちで投稿している。そうなると、ありきたりなことや皆が持っていて当たり前のことを投稿してくる人は少ないだろう。

そうなると、必然的に友達が投稿してくる内容は自分が持っていないものになるはずだ。それがニュースのリンクとか情報なら、「知らなかった。知れてよかった」という感情くらいで済む。

 

でも、それが自分の持っていない物や環境、境遇だったらどうだろう。

 

自分より立派な家

自分は持っていない高級車

自分には忙しくて存在しない充実した休日

結婚願望はあるのにまだいない家族・子供

仕事で成功している雰囲気 etc

 

普段、人と自分を比較しないタイプの人間でも、流れてくる情報は自分が持っていないものばかりだと、ちょっと気になってしまうのではないだろうか?しかも、それが自分に近くて似ている人間であればあるほど。

まぁ、比較して嘆いても意味がないことはわかっていても。

 

iwashipon.hatenablog.com

 

3.いいね!を強要されている気分になる。

自分は大していいね!と思っていなくても、どんどん「いいね!」が増えていく投稿に、“あーここは、いいね!しとかないとかなー”と自分の本心とは異なる社交辞令みたいなものを発動させないといけない時がある。

『めでたいことや素晴らしいことは祝うのが当然だ。祝えない人間は、人として歪んでる。』ってみんな思ってそうだなと考えたりもする。友達カテゴリに属していても、そこまで普段関わりがない人だったり、止むを得ず申請許可した人にハッピーな出来事があっても「いいね!」と心から思ったりしない人間にとっては、「いいね!」がストレスになると思う。

リアルな世界だけでなくて、SNSでも社交辞令しないといけないっていうのは人によっては相当疲れることだ。

 

4.とにかく流れてくる情報がつまらない。

人間関係を深めるために使っているという場合、情報提供者が知り合いということ以外のメリットがない。知り合い全員が自分にとって有益な情報を流してくれるわけでもなく、「行ったよ」「食べたよ」「~したよ」「これ気になる」という個人的な主観の情報が永遠に流れてくる。

仲良くなったばかりなら、その投稿から人となりを知れて、会った時の話題にしやすい。けれど、2年、3年・・・と経ってくると、もう友達がどんなことを投稿するかも検討がついてくる。そうするともうFacebookから届く情報に嫌気がさしてきてストレスに感じるんだろう。

 

5.仕事をやっている気分になる。

会社によっては、Facebookをやることは当たり前。やらないとダメ。という会社もある。会社員でなく、経営者やフリーの人間でも名刺代わりにやっとかないといけない感はある。

仕事がらみでFacebookをやっていると、思いっきりプライベートなことを投稿することはできない。書くにしても、ある程度調整した上で書くだろう。また、仕事関係で必ず投稿しないといけない投稿もある。

閲覧権限をバッチリ分けている人ならばそこまで悩むこともないだろうけど、混ぜてしまっているとなかなか難しい。だから社会人のSNS疲れと、学生のSNS疲れとは原因が大きく異なるはずだ。

 

結局、人間関係が発生しているから

記名性だから発言には責任を持たないといけない。リアルの人間関係も持ち込まないといけない。しかも、そこで人に認められたい。他人は自分と違って良い人生を送っているようだ。・・・というような感情がストレスを生み出しているのだと思う。

深く考えずに自分が好きなように使っていれば、Facebookがストレスになることはないと思う。ネット上だからとはいえ、人間関係が発生しているから色々考えが生まれてストレスにつながってしまうのだろう。

 

仕事で強制的にやらされている以外は、やめることだって自由。自分のストレスになるようならやめてしまって、別の方法で人間関係を構築すればいいと思う。

仕事で強制的にやらされてても、その仕事をやめてしまえば、Facebookを続ける必要はなくなる。

ツールに振り回されてストレスをためてしまうような生き方はもったいないなと思った。