わしぽん

調べたこと・感じたことをシンプルに書いていきます。

お金の使い方を本気で考える

フリーランスで働き始めて1年が経った。1番変わったのは、お金の稼ぎ方よりもお金の使い方だ。

 

お金の稼ぎ方は、社会に出れば色んな人が教えてくれる。けれど、お金の使い方は教わることは稀だ。

 

もしお金を使わないのであれば、お金を稼ぐ必要なんてない。

自分のお金の使い方に見合った金額さえあれば、大金だっていらない。

この1年でお金の使い方を本気で考え、ある程度基準というものができた。

 

  1. 価格よりも自分の目的にマッチしているものを選ぶ
  2. 使用頻度の高いものにお金をかける
  3. 欲しいものではなく必要なものを買う
  4. 投資する
  5. 自分のため以外に使うお金を増やす

 

1価格よりも自分の目的にマッチしているものを選ぶ

「できるだけ安く」という信念でお金を使っていると、時に我慢や諦めの気持ちが生まれることがある。

たとえばスタバのコーヒー。

長居するつもりなのにショートサイズのコーヒーを買ってしまった結果、ちまちま飲んだり、最後のほうでは空っぽで過ごすことになる。

2サイズ大きいものを選んでも大した額ではない。ドリップコーヒーなら、たかが80円だ。

その80円をケチって「もう少しコーヒー飲みたかったな」という気持ちを持つくらいなら、充分な量のコーヒーを用意して、仕事をしたり読書をしたほうが心地良く過ごせる。

急ぎの仕事を終わらせたい場合なら、コーヒーを飲むというよりは作業場の確保という意味でコーヒーを買うことになる。ならば、サイズは関係ない。

お金を使う時に、まず「どういう気分になりたいのか?どういう効果を得たいのか?」など目的を考えることが大事だ。

 

2使用頻度の高いものにお金をかける

よく使うものほど上質なものを用意する。そのほうが、使う度に良い気分になれるし、長持ちもする。使用する年数も考慮してお金をどれくらいかけるか決めている。

たとえば洋服。使用頻度が高いものはパジャマ。使用頻度が低いものはシーズンものや冠婚葬祭系のもの。

特に流行りのデザインは、1シーズンしか着れない。着回しにくい個性的なものであれば、出番も少ないまま処分することになる。

『プライベートの服装にお金をかけたい』という気持ちになるかもしれないが、大体の人が週5仕事・週2プライベートだろう。

仕事をしている日数のほうが多ければ、仕事用の服にお金をかけたほうが毎日良い気分で過ごすことが出来る。

 

3欲しいものではなく必要なものを買う

欲しい理由が曖昧なものは絶対買わない。ただ「欲しい」という感情の場合、買わなくても生きていけるもののことが多い。

「~だから欲しい」「~だから必要」という何かしらの理由があれば、自分にとって必要なものだから買う。

他人から見たらガラクタだと思われるようなものでも、基準は自分なので関係ない。必要なものなら買うと決めていると、自分にとって不要なものを買わないようになる。

 

4投資する

主に仕事がメインの話だが、お金が増えるような使い方をする。将来一緒に仕事をしたいと思う人との食事や、仕事に活かせるジャンルの勉強など。

ただ注意しないといけないのは、勉強=投資ではない。お金が増えることに繋がらない(繋げようとしない)場合は、知識欲を満たすための娯楽代になってしまう。

読書も同様で、インプットしただけでは何の意味もない。得た情報を使いお金に変えることで投資したことになる。

 

5自分のため以外に使うお金を増やす 

家族や友人、社会など見返りゼロで自分のため以外にお金を使う。自分のため以外にお金を使うというのは、実際やってみるとすごく難しい。プレゼントをあげる・寄付する等しか浮かんでこないからだ。

団体への寄付はいつでもできるので継続しやすいが、周りの人のためにお金を使おうとするとタイミングが重要になってくる。なんでもない日に毎回プレゼントを渡されたら、相手は受け取りづらいだろう。

相手に気持ちよく受け取ってもらうためには、何か理由が必要だ。ベタなのは誕生日。けれど、誕生日は年に1回しかないので、周りの人のためにお金を使うとなるともう少し工夫が必要になってくる。

周りの人のためにお金を使おうと考えるだけで、周りの人に対して今までよりも興味を持てるようになる。そうすると自然と人間関係も深くなったり広がったりする。

継続しやすい簡単な方法としては、定期的に行く場所の募金箱にお金を入れること。

お金が入ったら、その何%かをそこへ入れるという形にしていると続けやすい。引き落としでもいいのかもしれないけれど、自分の手でお金を入れたほうが満足度が高いと思う。

 


それまでの私は「とにかく安く」という信念を持ち、自分のためにばかりお金を使ってきた。振り返ると、その頃のほうが貧乏で不幸せ。

お金の使い方を変えたことで、不思議とお金が貯まるようになってきた。

確実に言えることは、稼ぎが増えたから周りの人にも使えるようになったということではない。

お金を稼ぐことよりも、お金の使い方を見直したことで、良い方向に進んでいる。

お金が無いと嘆いたりする前に、お金の使い方を本気で考える。

そうすれば勝手にお金がついてくると私は思う。